デスクトップ環境の種類


openSUSE ではインストールの段階でデスクトップ環境を選択する必要があります。

特徴を抑えて、好みのデスクトップ環境をインストールしましょう。

なお、openSUSE は後からデスクトップ環境を追加する事も可能です。

 

どれにすれば良いか悩んだ時は、KDE がおすすめです。

openSUSE は初期から KDE がメインであり、日本ユーザーでも KDE を利用している人が多いので、

分からない時に質問して、回答が得られやすいでしょう。
KDE はどのバージョンでも安定動作しているメリットもあります。

 

KDE および GNOME は 3D 対応のグラフィックカードが推奨されます。

Windows XP がプリインストールされていた環境では、Xfce や LXDE で使えるかもしれませんが、

Xfce は GTK3 対応、LXDE は LXQt への移行がでてきていますので、そろそろ厳しくなってくるでしょう。


KDE

$ sudo zypper in -t pattern kde_plasma

openSUSE では当初から KDE が採用されているため、KDE 利用者が多いです。

Leap 42.1 より KDE Plasma 5 へ変更されました。Tumbleweed はそれより先行して反映されています。

Leap 42.1 は 5.5、Leap 42.2〜42.3 は KDE Plasma 5.8 LTS で維持されます。
一方 Tumbleweed は最新版へ随時更新されます。KDE から公開して数日で反映されています。

2017年6月より KDE Plasma 5.10 になっています。

Leap 42.3 の KDE のデスクトップ画面。Plasma 5 ですが、

従来の KDE と操作性は大きく変化ありません。

メニュー表示は従来同様左下。Leap 42.3 では Geeko に。

他のデスクトップ環境に近いメニューに変更されてます。



GNOME

$ sudo zypper in -t pattern gnome_basis

メイン採用のデスクトップとして追加され、KDE と並んで表示されています。

従来のメニュー表示が「アクティビティ」に変化し、画面全体をアイコンなどで表示されるようになっています。

この動作が気に入らない場合でも、拡張機能(エクテンション)を追加してカスタマイズする事ができます。

Leap 42.3 の GNOME デスクトップ画面。

何か行う場合は左上「アクティビティ」から。

アクティビディからアプリケーションを表示。

左の Dock に特に使うアプリを置いておけます。



Xfce

$ sudo zypper in -t pattern xfce

最初から Windows 風のレイアウトになっています。3D 不要。

多くの環境で使用できるデスクトップでありながらカスタマイズが多彩で容易である事が特徴です。

Leap 42.3 の Xfce デスクトップ画面。

デフォルトで Windows 風のパネル表示です。

左下ギーコと openSUSE のところがメニュー。

旧来のメニューを引き続き使用しています。



LXDE

$ sudo zypper in -t pattern lxde

軽量デスクトップとして人気があります。多くの環境で使用できます。

初期レイアウトも Windows 風で使いやすいです。

Leap 42.2 ではインストーラーからなくなっていましたが、Leap 42.3 で Custom に復活しています。

Leap 42.3 の LXDE デスクトップ画面。

LXDE の通常状態から大きく変更されていません。

メニューも LXDE そのまま。

LXDE に慣れている人は違和感なく使えるでしょう。



MATE

$ sudo zypper in -t pattern mate

GNOME 2 から派生されたデスクトップ環境。最新では MATE Menu (mintMenu の派生) を採用します。

(以前は GNOME メインメニュー を採用していましたが、現在はなくなっています)

MATE 1.16 より完全な GTK+3 動作になりました。

これらはすでに openSUSE パッケージ へ反映されています。

しかし、コンポジット動作の設定など、従来の状態は引き継がれています。



LXQt

$ sudo zypper in -t pattern lxqt

実質的な LXDE の後継です。そのため後に LXDE に代わって LXQt が

インストーラーからインストール可能になる可能性もあります。

名称からわかるとおり KDE で使用されている Qt5 を採用しています。

LXDE が入っていても別のデスクトップとしてインストールされます。

Leap 42.3 公開時点ではまだ openSUSE 向けのカスタマイズは行っていないようで、

LXQt のデフォルト状態です。



Enlightenment

$ sudo zypper install -t pattern enlightenment

Leap 42.x では e19 を採用しています。インストーラーでもデスクトップの一つとして選択可能です。



最小限の X Window (IceWM)

$ sudo zypper in icewm

インストーラーで「最小限の X Window」を選択するとウインドウマネージャー IceWM をインストールします。

ターミナルと一部の設定など本当に最小限のデスクトップになっています。メニューは限定的です。

ここから zypper や YaST でパッケージをインストールする事が可能です。



デスクトップ環境の切り替え

複数のデスクトップ環境をインストールした場合、切り替えはログイン画面で行えます。


KDE インストール時(sddm)の最新は画面左下です。

 

GNOME インストール時(gdm)はサインインの左です。

 


Xfce インストール時(lightdm)は枠内の左下です。


LXDE インストール時(lxdm)は左下です。


ディスプレイマネージャの表示は
テーマや設定ファイルの変更によって変更できます。

変更によって選択部分が変化してくるのでご注意下さい。

 

SDDM は Plasma 5.8 LTS でテーマが変更されています。

それ以前の SDDM では、左の表示がデフォルトで

パスワード入力の左に選択部分がありました。

 

KDE4 では kdm が採用されていました。
Plasma 5 で sddm に変更されていますので、

名称の変化などにご注意下さい。


 

Minimal X Window の標準になっている xdm ではデスクトップ環境の選択を行う事ができません。

他のデスクトップマネージャに変更して下さい。

 

ログイン画面(ディスプレイマネージャー)を変更する

ログイン画面は YaST から変更できます。
ログイン画面は ディスプレイマネージャー とも言われます。

 

YaST を起動し、左項目 ソフトウェア で

右項目 システム 内 /etc/sysconfig エディタ を起動します。

 

/etc/sysconfig Editior が起動したら、

左項目 Desktop - Display manager - DISPLAYMANAGER を選び、

右項目に選択または入力します。

  • sddm - KDE の標準
  • gdm - GNOME の標準
  • lightdm - LXDE・LXQt・MATE・Xfce の標準 ※
  • xdm - Minimal X Window の標準(IceWM)

※ LXDE は LXDM を使用していましたが、不具合があり、最新では LightDM に変更されています。

  LXQt は SDDM へ変更される可能性があります。

 

上記に記載していないディスプレイマネージャーも存在しますが、動作に問題がある可能性があり、使用をおすすめしません。

 

変更し反映を行った後は一度 openSUSE を再起動して下さい。これで新たなログイン画面に変更されます。